ABS不調?和歌山キャンツー。
四連休。どれだけこの日を楽しみにして仕事を頑張ったことか。
天気予報は微妙でしたが、雨天も覚悟で和歌山へキャンプツーリングに行ってきました。
国道24号→京奈和道と走り、和歌山入り。
橋本インターで京奈和道を降りて、酷道371号に向かいます。
酷道371号の橋本─高野山間を走るのは2回目で2年ぶり。前回来た時はセローでした。XSRでもいけるだろうと思い、突っ込んでみると、、、
後悔!超ローハンドルの大型車で走る道じゃありません。
うんざりしながら走り続けてやっと高野山に到着。龍神スカイラインに入ります。
いい道路です。これが上述の酷道と同じ、国道371号だと、誰が信じられるでしょうか。
そうやって気持ちよく走っていたら、途中、こちらを見落として駐車場から出てきた車と事故りそうになりました、、、。ABSが壊れていないことを確認できました。
その後は県道198号→国道311号→紀勢道→国道42号と走りながら、本日の宿泊地である古座川町を目指しました。
ところで、田辺市に出たあたりで、ABSの警告灯が点滅していることに気付きました。
少しわかりにくいですが、オレンジ色のABSランプが点灯しています。
乗車姿勢の関係上、意識して見ないとABSランプは目に入らないので、いつから点滅していたのかははっきりとは分かりません。一旦エンジンを切って入れ直すと、ABSランプは消えました。しかし、このツーリングを通して3回、ABSランプが点滅→エンジンかけなおしで消灯、という症状をおこしていました。
なんででしょう?直前にABSを作動させたのと関係があるのでしょうか。それとも、先日交換したテールランプの配線が悪さをしているのでしょうか。
まあ、とりあえずブレーキが利かないということもなく、走り続けて到着。
道の駅「一枚岩」に併設されているキャンプ場です。
ネットで見た情報が古かったのか、河原のフリーサイトは無料で受付も何もいらない(その代り水道が使えない)と思い、行ってみると、要予約・有料(1000円)でした。バイクだから駐車場スペースが必要ないので、飛び込みでも泊まらせてもらえました。事前の確認は必要ですね、、、。反省。
全然美味そうに見えない焼肉(火力が微妙で鬱陶しかったので薪を投入)と、全然楽しそうに見えない焚火。
以前潮岬でキャンプした際、スーパーで見つけて何となく買った「熊野古道ビール」というビールが、美味しくて忘れられませんでした。僕はビールはあまり得意ではない(そもそもあんまり強くない)のですが、熊野古道ビールは生涯で唯一「もう一度飲みたい」と思ったビールです。
期待に胸を膨らませ、今回も同じスーパーに行ったのですが、、、置いていませんでした。次回の和歌山ツーリングに期待。
翌朝。
朝方から雨が降り始め、タープを雨が叩く音で目が覚めました。
起きて一番に思ったのが「体、痛っ!」。酒を飲んだこと、夜に少し冷えたこと、使っているエアマットが体に合っていないこと、バイクの乗車姿勢がきつすぎることなどが原因でしょう。おそらく、4番目の理由が8割だと思います。
雨の中いつまでもキャンプ場にいても仕方ないので、適当に撤収して帰路につきます。
帰りは国道168号で北上していきました。国道309号と国道169号で帰る方が走りやすくて楽しいのですが、とにかく体が痛くて仕方なかったので、なるべく遠回りせずに済む経路を選びました。
とりあえず国道42号を尾鷲方面に走って行きます。
左折で国道168号。
後はひたすら国道168号を走り続けて奈良の五條を目指します。
「和歌山の山奥になぜ奈良交通が?」と思い、よく見たら、日本一長い路線バスとして有名な八木新宮線のバスでした。端から端まで166.9㎞、所要時間6時間40分のえげつない路線です。
熊野川の道の駅を過ぎるころには雨も止み、少し走ると路面もほとんど乾いている状態でした。しかし寒すぎて合羽は着たままです。
ところで国道168号、走るたびに「こんな道だっけ?」と思います。現在進行形で改良工事が進んでいるのでしょうか?
こんな快適な道ばかりが続いていると、「バイクに乗り始めてすぐの頃、初めて国道168号を走った時に戦慄した狭路は、もう消えてしまったのかな」と寂しさを覚えると同時に期待してしまいます。
しかし。
まだまだ健在でした。
国道168号を走っていて怖いのが、狭路よりも下の写真みたいなトンネル。
この写真のトンネルはまだ生温くて、トンネルを出た瞬間に直角カーブする場所がいくつかあります。
実際、道の駅に貼ってあった奈良県警の張り紙に、今年この類のトンネル出口で死亡事故があったと書いてありました。「ならもっと警告を増やせよ」と思わなくもないですが、、、。トンネル出口の直前で路面に「カーブ注意」とペイントされても、暗すぎて読みにくいし、その警告を読んだ頃にはもう出口に差し掛かっています。
十津川を超える頃には、腰、首、手首、膝など、体中のあらゆる関節が限界を迎えていました。道の駅を見るたびに入って休憩し、だましだまし五條に向かい、その後は京奈和道と国道24号、阪奈道路で大阪府に帰りました。
とりあえず無事に帰宅できたのですが、ABSランプの謎は未解決のままです。ブレーキ本体ではなく、テールランプが原因の不調だといいのですが、、、。