チェーンに注油。
昨日確認したら少し錆が浮いていたXSR900のチェーン。
チェーンは基本ノーメンテ派の人間なので、もはや最後に注油したのはいつか思い出せません。年末に洗車もしたことなので、久し振りにルブを吹くことにしました。
SRのようにセンタースタンドが付いている車種はチェーンへの注油が非常に簡単ですが、XSRにはそんな便利な物は付いていません。メンテナンススタンドやメンテナンスローラーを持っていたら楽なのですが、、、あいにくそれも持っていません。
そんな時は、四輪の荷室を漁ってみましょう。ジャッキが入っているはずです。
僕のスイフトスポーツ(先代のZC32S)にはテンパータイヤは無く、その代わりにパンク修理キットが積まれています。それでもジャッキは載っているので、「ジャッキなど見たことがない」という人でも、ほとんどの車は探せば載っているのではないでしょうか。
ジャッキを見つけても、もしかしたらまったく抜けないかもしれません(僕のはそうでした)。たぶん、走行中にジャッキが暴れないように、少しだけ伸びた状態で収納されているんだと思います。
その場合は、指でつまんでいる場所を回してみましょう。ジャッキが縮んで抜けるようになると思います。
ジャッキを車から下ろせたら、バイクの右側の適当なところにジャッキをかけます。
うちのXSRはバックステップに換装してあって固定式なのでここにかけられますが、純正ステップだと可倒式なので別の場所じゃないといけないかもしれません。
ジャッキアップする際、上げ始める前にハンドルは切っておきましょう。
真っ直ぐにした状態でジャッキアップしていくと、途中で勝手にハンドルが切れてバランスが崩れます。
なお、タイヤは完全に浮かす必要はありませんし、上げすぎると左側に倒れる危険性が出てきます。後輪が手で回るくらいまで上がったら、そこで止めておきましょう。
(、、、なんて偉そうに書いていますが、ジャッキアップしての注油はこれが初めてです。というのも、数ヶ月前にチェーンの張り調整をするためにジャッキを使うまで、僕の車にはジャッキが載っていないと思っていたのです。今時の若い人で、車好きでもない限り、ジャッキを使ったことがある人なんてほとんどいないんじゃないでしょうか)
さて、後はチェーンに注油していくだけです。
現代のバイクはチェーンの奥にマフラーのお弁当箱があると思います。反故紙やビニール袋などで養生しておきましょう。まあ、養生せずルブまみれにしても機能上は問題ないでしょうが、、、
ルブを一周吹いたら、使い古した歯ブラシでローラー部分を擦り、ルブを馴染ませながら、ローラーが回らない部分がないか確認します。
その後、もう一周軽くルブを吹いて終了。
これだけでは錆は当然なくなりませんが、走れば削れて消えてしまいます。
バッテリーの充電も兼ねて、次の週末にでも走りにいきましょう。