XSR900 播磨国に讃岐うどんを食べに行くツーリング。
播磨なのに讃岐うどんという矛盾。知人と一緒に兵庫県加西市にあるがいな製麺所にうどんを食べに行ってきました。
集合場所とかはすっとばして、国道423号の豊能町余野にあるファミリーマート、通称「余野コン」からこの記事は始まります。まるで余野コンをずっと前から知っていたかのように書いていますが、この余野コンを知ったのはつい最近で、行ったのもこれが初めてです。
流石にド平日の朝なので、バイクではなく四輪車が多い。
昨日雨が降っていたので路面が濡れていたら嫌だなぁと思っていましたが、一晩で完全に乾いていました。家を出てすぐの時は若干曇っていましたが、余野コンあたりまで来ると素晴らしい青空。神様ありがとう。
おろ?
おろろ?
視界不良の中、亀岡市で国道372号に入りました。あとはひたすら西に走り続けるだけです。
そんなこんなで気づけば霧も晴れて、雲一つない青空になりました。
この国道372号、ワインディングはぼちぼちですが、景色も良く、交通量もほどほどの快走路となっております。今回は人と一緒に走っているので追い越しやすり抜けを(ほぼ)封印して走りましたが、「普通に」走ればかなりハイペースで走れる道だと思います。
また、この道にはデカンショ街道という名前が付けられています。
手元のツーリングマップルには「デカルト・カント・ショーペンハウエルの頭文字から取った、学生唄に由来」とあります。一方でネットで調べてみると「昔は篠山の人たちはこの街道を通って大阪に出稼ぎに行ったから『出稼ぎしよう』が訛ってデカンショになった」とも書かれています。どちらの説にしても、きっとデカンショというのは明治以降に付けられた名前ではないでしょうか。そんな、まだ150年も経っていないのに由来が分からなくなってしまっているということに、時の流れの重さを感じてしまいます。
加西市に入ってからは県道371号→県道42号→県道145号と走り、道に迷いながらなんとかがいな製麺所に到着。
人気店なので混むそうですが、開店直後の昼前に行ったのでまだ客はほとんどいませんでした。
がいな製麺所は、香川県の有名店で修業した店主が開いた店で、海を渡らずとも本場の味を楽しむことができます。まあ、大阪からだと、神戸でジャンボフェリーに乗って高松に渡った方が、料金はさておき疲労度合いは圧倒的に楽ですが、、、。
僕が食べたのは、がいな盛り(天ぷら)と、バター釜たま。うどんの方は天かすを盛る前に写真を撮るのを忘れていたため、実際に提供される状態とは異なっています。僕は天かすが大好きで、うどん屋で天かすをかける時は「これでもか」ってくらい盛りまくるので、一緒に食べに行った人からはだいたい引かれます。
この組み合わせで約1500円。値段は香川県で食べる讃岐うどんと比べちゃいけません。本州で讃岐うどんが食べられるというその部分に価値があるのです。味に関しては、最後に香川県でうどんを食べたのが7年前なので、香川県の味を再現できているかは分かりません。ただ、普通に美味しかったです。あと、がいな盛り+バター釜たまは言うなれば油爆弾なので、よほど若くなければ結構胃に来ます。30歳目前の僕には重かった。
がいな食堂を出た後、せっかくここまで来たので砥峰高原まで足を延ばしてみます。県道145号を西に走り続け、国道312号に入りました。神河町に入ってすぐのところで県道8号→県道404号→県道39号と走って砥峰高原へ。
ダム沿いの待避所にて休憩兼写真撮影。
ここから突然砥峰高原まで飛びます。アクションカムのRECボタンを押すのを忘れていました(アホ)。
緑濃き時期に来たら大渋滞ができていそうだなぁ、と思いました。
そんなこんなで来た道を走って帰宅。今日の昼間はかなり暖かくて、イージスや冬用グローブは正直暑すぎました。コーヒーを飲みまくってもまったくお手洗いが近くならないし、ラジエーターの冷却ファンまで回る始末(今年初)。ああ、バイク乗りにとって辛い時期がやってくる、、、。