ゆっくり急げ

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英検1級 受験結果。

 

先日受けた英検1級の合否が、昨日発表されました。クソほどの手応えもなかった二次試験でしたが、結果や如何に。

 

 

 

 

 

 

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おかげさまで合格することができました!

僕自身が高校生の時はなかったと思うのですが、今の英検は合否だけでなく獲得したスコアも表示されます。上の画像で言えば2671というやつがそれです。じゃあこの2671という数字、どれくらいのモンなんだと言うと、

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合格ラインが2630。つまり不合格に限りなく近い合格です。たぶんもう一度受けたら落ちます。

 

自信のなかった二次試験の得点は

  • Short Speech 6/10
  • Interaction 7/10
  • Grammar and vocabulary 6/10
  • Pronunciation 8/10

という結果でした。配点は分かりませんが、単純に比較すると発音での点数が一番高く取れていますね。逆に、スピーチそのものやそこで使っていた語彙・文法はあんまりだったわけです。まあ、数字で見るまでもなく分かっていましたが、、、

 

………

 

ということで、これから英検1級に挑戦しようという人へのアドバイス

 

スペック

まず、僕の英語に関するスペックをお伝えすると、

  • 偏差値30台後半の高校出身
  • 留学経験一切無し
  • 海外滞在経験は、東南アジアに1週間だけ
  • 英会話学校に通ったこともない

という、平凡な底辺高校出身者です。

英検の受験歴は、高1の時に3級合格、高2の時に準2級合格、高3夏に2級合格、高3冬に準1級不合格、大3の時に準1級一次通過するが二次を受けずに不合格、社会人1年目に準1級合格、そして今回1級合格。ってことで高校3年の2級合格までは多くの高校生と同じような受験歴じゃないでしょうか。

 

 一次合格に向けて

とにかく語彙を増やしましょう。これが全てです。

極論すると、文法的な知識はたぶん2級も1級も大して変わらないと思います。必要なのはとにかく豊富な語彙です。僕は半年間、通勤の電車の中では毎日ひたすら1級の単語帳を読み続けていました。よく「英検1級の単語は特殊だから役に立たない」と言いますが、必ずしもそうだとは限らないと思います。英検1級合格に必要な語彙はだいたい1万語から1.5万語レベルくらいだそうです。一方でネイティブスピーカーは高校生ですら2万語程度の語彙を持っていると言われています。なので、たとえ自分が使わなくても、相手が使う可能性もあることを知るべきではないでしょうか。

 

二次合格に向けて

1級の二次合格率はだいたい60%程度だそうです。つまり、一次に通っている時点で二次ではそこまでふるいにかけていないようです。

二次に関してですが、準1級を持っている人はそこまで恐れる必要はないんじゃないかなと思います。僕自身は先日受けた二次試験で、2分間のスピーチを話し切ることができず、結論を言えずに終わってしまいました。また、スピーチの中で使った英語も中学生レベルです。そのことから、二次はあくまでも「英語を使おうとしているか」の方が重要なんじゃないかなぁ、と思いました。

僕は1級受験にあたり、旺文社の教本を購入しました。その中に「theを『ザ』、vを「ブ」と発音している人は直すように」と書かれていました。ここから分かることは、発音に関してはその程度のことができていれば良いということです。少なくとも、英語をしゃべっていて発音が原因で聞き返されることが少ない人は、多少スピーチの練習をすれば合格できると思います。

 

最後に

そもそもなぜ僕が英検を受けたのかという話なんですが。

英語そのものの勉強は、単に自分の学力の低さがコンプレックスだったからです。で、勉強の結果どれだけの力が付いたかを計るために、検定を受けたわけです。世の中には英検だけじゃなくてTOEICとかIELTSとか国連英検とか色々ありますが、英検以外はどれも知名度が低くて分かりにくい。たとえば「TOEICで990点持ってます」と言っても、TOEICを受けたことがある人以外は「惜しかったね。次は頑張って1000点を取ってね」という反応をするんじゃないでしょうか(実際には990点が満点)。TOEFLとかGTECに関しては、僕自身受けたことがないので、何点取れたらすごいのか知りません。一方で、英検1級は誰が聞いても価値が分かりやすいと思います。

ということで、英語を学ぶ者として、ひとつの目標を達成することができました。次はケンブリッジ英検でもやってみましょうか。惜しむべきは、このやる気を学生時代に持てなかったこと。