セロー250との思い出。
セロー250
2015年式、新車で購入。所有期間は2015年7月〜2019年1月。購入から2年程は、SRとの2台持ちでした。
購入したきっかけは、SRで九州ツーリングに行った際、未舗装路に迷い込んでしまったことでした。
そこで未舗装路の楽しさを知り、後日家の近所(と言っても結構遠い)の林道に突っ込んでみました。「こんなにゆっくりな速度でも、未舗装林道なら楽しめるんだ」と感動し、オフ車の購入を決意。
ヤマハが好きだったのと、超短足でシートの高いバイクは乗れないので、セローしか選択肢に上がりませんでした。
ただ、結局、大都市圏に住んでいる僕には、林道は身近な存在ではなく、走行距離のほとんどが舗装路となってしまいました。
「林道に行けば楽しい。でも林道まで遠い」
購入から売却まで、それがずっとジレンマでした。
また、周りにオフ車乗りの友達がいなかったのも、セローを手放してしまった理由のひとつでした。
「1人では林道の奥の奥、危険な場所には入って行けない。でも一緒に行く友達がいない」
一度、林道で知り合ったガチ勢な方々に “奥の奥” まで連れて行ってもらって以来、この気持ちもずっと頭の中にありました。
ネガティブなことばかり並べてしまいましたが、オフ車じゃないと経験できない旅をさせてもらえたのも事実です。
オン車では辿り着けない景色。
路面が半分崩れた林道を越える時のスリル。
四国の山奥の林道を走っていて、路面がダートからアスファルトに変わった時の「なんとか生き延びられた」という安心感。
全て、セローを買ったからこそ体験できたことです。
目的地が同じでも、車なら旅行。
オンロードバイクなら旅。
オフロードバイクなら、冒険ができます。
手放した今でも、時々もう一度セローが欲しくなります。