ゆっくり急げ

XSR900乗りが、バイクのこととかそれ以外のこととかを書くブログ。

XSR900の空気圧。

 

XSR900(に限らずMT-09系)のタイヤの空気圧は、規定値が前2.50/後2.90となっています。これは1人乗車時・2人乗車時に関わらず同じ数字。買ってすぐの頃にこの数字を見て仰天しました。「大型車ってこんなに空気圧が高いの!?」と。

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というのも、以前乗っていたSR400は、1人乗車時の規定空気圧は前1.75/後2.00。セロー250に至っては前1.25/後1.50でした。僕の感覚からしたら、XSRの空気圧は「こんなに入れて破裂せんの?」と思うくらい高いものでした。

 

 

購入から今までの2年程はこの規定値通りの空気圧で乗っていましたが、ふと「荒れた道路で跳ねるのは、サスが固いからだけではなく、空気圧の問題もあるのでは?」と思いました。

で、他車種の規定空気圧を調べてみると、Z900RSやCB1100など、リアが180の車種はおおむねXSRと同じ規定値です。一方で前120/後160を履くSV650は、前2.25/後2.50となっています。車重と排気量が大きく異なりますが、ホーネットは180のリアタイヤを履いていて、後輪の規定値は2.50。

SV650もXSR900も、車重はほとんど同じです。で、前輪のタイヤサイズは同じなのに、既定の空気圧が異なっています。素人考えですが、SVと同じ2.25まで下げても問題ないんじゃないでしょうか。

 

 

ということで、先日琵琶湖まで走った際は前2.25、後2.50にしてみました。結果は非常に良い。今までだったらタイヤが跳ねていたような場面でも、しっとりと衝撃を受け止めてくれました。ギャップを踏んだ時の衝撃の角が取れたような感じ(意味不明)。燃費も特段悪くなったりはしていません。デメリットは、ロードノイズが大きくなったような気がしたのと、少し加速が鈍くなったかな、ってところ。

今後色々な空気圧を試してみて、乗り心地と軽快感のちょうどバランスの良い空気圧を探ってみたいと思います。

 

空気圧が低いとタイヤに悪いとよく聞きますが、スリップサインが出ていて交換間近なので、今のタイヤには犠牲になってもらいます